スムージング処理

空間的な変動が激しいグリッド情報から地域的な分布傾向を抽出したいときにスムージング処理が役立ちます。スムージング処理は補間処理と異なり、NoDataセルを埋めるのではなく、値を持つセルの値を書き換えてしまいます。

NK-GIASが用意しているスムージング処理は周囲と自分を含む9つのセルの値の平均値を求め、それを自分の値とする、という単純なものです。これを規定回数繰り返すことにより、広範囲におよぶスムージング処理が行えます。

自分とその回りのセルにアルファベットのaiを付けて、スムージング処理は次式により計算されます。グリッドテーマの縁の部分や、NoDataセルがあるときはそれらを除いた平均値を計算します。なお、NoDataセルの扱いについては、それを計算式に入れてしまうこともできます。