拡張画像テーマ

拡張画像テーマは画像テーマの拡張版であると同時にグリッドテーマの拡張版でもあります。このテーマは地図投影に対応しており、更に各ピクセルの位置が地図投影の式に従って計算されます。また、拡張画像テーマの一部をコピーしてグリッドテーマを作成でき、逆にグリッドテーマを拡張画像テーマとしてセーブすることができます。一度拡張画像テーマへ変換すれば、そのグリッド情報を他の地図投影へ変換できることになります。このような機能の代償として、拡張画像テーマは情報取得ツール[ツール][グリッド][演算...][ツール][グリッド][変換...]などに対応しておりません。拡張画像テーマはグリッドに対して地図投影を施すときに便利に使えます。

下図の例は、右が正規の地図投影で表示した拡張画像テーマで、左が他の地図投影で表示した場合を比較しています。左の画面では画像がねじれていますが、拡張画像テーマでは単なる四隅の変換による地図投影ではなく、このようにピクセル毎に投影されていることが分かります。

 

出典:USGS発行 GLCCデータセット

注意

       拡張画像テーマの地図投影はフィーチャーの地図投影に比べて精度が落ちます。精度が必要な場合は、グリッドへ変換し、その後グリッドセルの点を発生させ、それを地図投影する方法が安全です。