レーダーアメダス解析雨量やGrADS等は空間分布に加え時間軸方向の変化を含んだデータファイルです。これらをひとつのテーマとして読み込む形式が時系列グリッドテーマです。
このようなデータファイルはときに1GBを超えるような巨大なファイルとなりますので、それを独自形式でディスク上に二重に保持するのは得策ではありません。そこで、NK-GIASではデータファイルはそのままに、それを時系列グリッドテーマとして取り扱うのに必要となる諸元のみを別途保持することとしました。
このようなことから、時系列グリッドテーマは描画およびその値の取得に特化したものであり、その構成グリッドの追加・削除・編集を行うことはできません。またそのデータの巨大さから、シンボルエディタでは“個別指定”処理の対象外となっています。
また、時系列グリッドテーマの構成グリッドにはそれぞれ任意の時刻タグを付けることができますが、時間軸上で隣り合う時刻タグの間の、任意時刻のセルの値を確定するために、時刻タグの波及方法を設定する必要があります。
[解説]