テーマのプロパティダイアログの、<座標系>タブにある<座標変換...>ボタンを押すと、テーマをマップペーンへ描画する際に適用される座標変換パラメータを設定できます。”テーマのGCS”にはテーマの地図投影定義ファイルに記述されているGEOGCS(緯度経度で表示される座標系)が、”ビューのGCS”にはマップビューに設定されているGEOGCSが表示されます。”名前”には任意の名称を記入できます。
但し、ここで座標変換パラメータを設定してもあくまで描画の際の変換に参照されるだけで、データの内容そのものが書き換わるわけではありません。またこのパラメータの値は、マップビューの座標系(GEOGCS)を変更すると消えてしまいますので注意が必要です。
座標変換方式 |
入力するパラメータ |
Three-parameter method |
3次元直交座標系のX,Y,Z axis translation(X,Y,Z方向移動量、単位はメートル) |
Seven-parameter method |
3次元直交座標系の X,Y,Z axis translation(X,Y,Z方向移動量、単位はメートル) X,Y,Z axis rotation(X,Y,Z軸回りの回転量、単位は十進秒、反時計回りを正とする) Scale Factor(スケールファクタ、単位はppm) |
Seven-parameter method(Europe) |
3次元直交座標系の X,Y,Z axis translation(X,Y,Z方向移動量、単位はメートル) X,Y,Z axis rotation(X,Y,Z軸回りの回転量、単位は十進秒、時計回りを正とする) Scale Difference(スケールファクタの変化量、単位はppm) |
Molodensky |
3次元直交座標系のX,Y,Z axis translation(X,Y,Z方向移動量、単位はメートル) |
Abridged Molodensky |
3次元直交座標系のX,Y,Z axis translation(X,Y,Z方向移動量、単位はメートル) |
[解説]